体より仕事を優先してきた女性の話
「ゴホッ!ゴホゴホ!!」
夜、仕事が終わり自宅に帰宅できたのは22時。
「明日も仕事。今日は疲れたから早めに寝よう」
ベッドに横になり、目をつぶると、急に咳が。
「ゴホッ!ゴホゴホ!!」むせるような咳。
体は疲れていて、寝たいのに、いつまで経っても止まらない咳。
「一体、私の体はどうなってしまったんだろう…」
時間だけが無情に過ぎていき、あまり熟睡することもできずに、次の日の朝を迎える。
「体が重い…でも、仕事に行かなきゃ。」
■体より仕事を優先してきた
仕事では実力が認められ、店長というポジションを任せられるようになり、以前にも増して仕事に責任感を持って取り組んできた私。
仕事を任せられるからには、期待に応えたいと思い、体よりも仕事を優先してきた。
そのおかげもあって、仕事は順調だったが、仕事をしている時間、仕事量が増え、休みが取れない。
疲れはどんどん溜まっていったが、お客様の前では笑顔でいないと失礼と思い、頑張ってきた。
夜の咳き込みはその代償なのだろうか。
1日だけでなく、何日も夜、寝ようとすると咳き込むということが続いた。
病院に行こうと思うが、長い時間待たされて、数分の診察で、薬を出されるだけ。
そのために大事な仕事を休んでまで行けない。
でも、体はツラい。私はどうしたらいいんだろう…
そんな時に、お店にお見えになった常連のお客様から、「なんか顔色悪いけど、大丈夫?」と声をかけられ、思わず今抱えている体の悩みを相談していた。
今、考えると、あのツラさに耐えられなかったんだと思う。
「誰かに助けてもらいたい」
よく知っている仲だったから、心の奥に隠していた本心を吐露せずにはいられなかった。
そうしたら、「ここに行ってみて。あなたの悩みを解決してくれるはず」と言われ、渡された一枚の名刺。
よく見たら、『整体』と書いてある。
「整体ですか?整体で良くなるんですか?」
「必ずあなたの役に立つはず。一度行ってみて。」
それから数日して、私は休みを利用して、紹介された整体院に行ってみた。
■整体院の扉を開くと
藁(わら)にもすがる思いだった。
名刺に書いてあったページを見て、休日に予約を入れてみた。
本当に夜の咳き込みが楽になるのか、疑心暗鬼だったが、あの人が真剣な顔をして言っていたから信じてみよう、そう思って予約を入れた。
整体院に行ってみたら、白衣を着た男性が1人。
「おはようございます。はじめまして。お待ちしていました。」と挨拶され、整体院の中へ。
「最初に問診票にご記入いただけますか」と言われ、席に着き、問診票に書き込む。
しばらく無言の時間が過ぎる。気まずい。
一通り、書き終わると問診票を見ながら、「夜、咳き込むことでお悩みなんですか?」と聞かれ、「はい、そうなんです」と答えると、「詳しく聞かせていただけますか?」と今まで誰にも言えずに悩んでいたことを、私は夢中になって話していた。
その話を「うんうん」とうなずきながら静かに聴き続ける先生。
私がどんなことに悩み、どんな状態になりたいのか、親身になって聞いてくれた。
話を踏まえて先生は、「ご希望に添える最善の方法を提案するために、体の検査をさせてください」と言い、ベッドに仰向けになる私。
ふかふかの寝心地の良いベッド。
仰向けになった私に、「では、足首を使って検査をします。特にしてもらうことはないので、リラックスして横になっていてください」と言われ、天井を見つめていた。
■はじめての体験
それから5分ぐらい、無言の時間。目をつぶって静かに待っていると…
「今、体を見させていただいて、肝臓が原因になっていますね」と言われ。
「肝臓ですか?どうしてそんなことがわかるんですか?」と思わず、口から言葉が出ていた。
そのあと、先生は優しい口調で、私の体がどうなっているのかを詳しく説明してくれた。
今まで漠然と抱いていた、体への不安が雪が解けるように、だんだんとほどけていく感じがした。
「大丈夫。ちゃんと楽になりますよ」
その言葉を聞いた時、すごく嬉しかった。
もしかしたら、ダメなのかもしれないと思っていたから。
どこに原因があって、どんな風に施術をしていくのかをちゃんと説明してくれた。
そして施術。お腹に優しく手が触れると、急にお腹の中が動き出し、「ギュルギュル〜」と音をたてた。
お腹に手を当てているだけなのに、どうして?と不思議だったが、手足も暖かくなりはじめ、施術が終わって立ってみると、なんだか体が軽く感じられた。
初めて体験した感覚だった。
こんなに親身になって、話を聞いてくれるとは思わなかったし、ちゃんと原因がわかり、自分の体に希望が持てるようになっていた。
■生まれ変わった私
はじめて整体院に行ってから3ヶ月後。
私はその後も何度か先生の元に行き、アドバイスをいただきながら、忙しい私でも短時間で効果が出る呼吸法を教えてもらい続けた。
そうしたら、久しぶりにご来店された、先生を紹介してくれたお客様から、「あら?顔色が良くなったわね」と。
「はい!ご紹介していただいた先生のところに行ったら、最近調子が良くて。本当にありがとうございます!」
少し時間はかかったけど、私は夜、しっかりと眠れるようになり、以前にも増して、仕事を楽しくできるようになっていた。
「あの時、勇気を出して予約して本当に良かったです!」
あの時、勇気を出して予約していなかったら、今のように本当に笑顔で仕事ができていなかったかもしれない。
もしかしたら、過労から入院になり、周りに迷惑をかけていたかもしれない。
でも、私は今もこうやって、仕事ができている。
あの時の決断が、私の大切なものを守ってくれた。
そして今も元氣に仕事ができる喜びを噛み締めているんです。
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